忙しい大人に勧めたい、激ウマ「だし生活」 「ビーフジャーキーだし」などどれも簡単!
取材をしている中で意外なものから、だしがとれることもわかった。中でもおもしろかったのが、「するめ」と「ビーフジャーキー」だ。
するめは、以前とある和食店で食べた「するめ雑炊」がとてもおいしく、たまたまもらいもののするめが家にあったので、自分でも再現してみた。するめをひたひたの水に漬けて、冷蔵庫でひと晩おくだけ。するめがほどよくやわらかくなり、イカのいいだしが出る。生のイカからは決して出ることのない味。このだしで雑炊を煮込み、具にもするめを刻んで入れ、塩少々で調味。これだけで、味わい深いするめ雑炊の完成。アツアツで、うま味たっぷり。寒い冬の夜には最高だ。
ビーフジャーキーも、これまたもらいものがあったので、興味本位で水に漬けてみた。もう、乾物からだしをとるのがおもしろくなって、乾いた食材を見るとかたっぱしから漬けてみたくなったのだ。
ひと晩おいてみたところ、ジャーキーのだしがしっかりと出ている。肉のうま味がたっぷりで、しょうゆやスパイスも入っているため、かなりスパイシーな味わい。このだしを調味料のように使い、刻みジャーキーと卵でビーフジャーキー炒飯を作ってみたところ、驚愕のうまさ。男子が好きそうなジャンクな炒飯は、なかなかクセになりそうな味わいだ。
忙しい男性にこそおすすめの、だし生活
このように、どっぷりとハマっているだし生活。簡単、おいしい、減塩、体にやさしいなど、いいことずくめ。あまりにもおいしいので、だし生活を始めてから、顆粒だしとだしパックを一度も買っていない。キッチンに残っていた顆粒だしも、使わないので処分してしまったくらいだ。それくらい、自分でとるだしのほうが、比べ物にならないくらいおいしいのだ。
私の周りに、自宅でのラーメン作りにハマっている凝り性な男性が何人かいるのだが(ラーメン作りにハマるのは大抵男性だ)、豚骨や鶏ガラ、魚介、野菜などなど、さまざまな材料からだしをとるため、1杯1万円くらいの超高級ラーメンになっていることも少なくない。というか多い(笑)。ここまでいかなくても、日々の家ごはんにだしを取り入れるだけで、料理が簡単にシンプルになるうえに、確実においしくなる。ちゃちゃっと作った手料理もはるかにグレードアップ。「体にいいことをしている」という実感も確実に得られるため、忙しい男性にこそ、ぜひだし生活を始めてみることを強くおすすめしたい。
だし生活、楽しいですよ!
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