おしゃれ「おにぎらず」はコメ離れの救世主だ 「切り口見せ」で変身、経済波及効果も抜群

大人気の「おにぎらず」。そのヒットの理由とは?(写真 :ヒロ / PIXTA)
「おにぎらず」というメニューをご存じだろうか? おうちごはんを語るうえで必要不可欠といえるほど大ヒットしたおにぎりのことである。昨年末、2015年を代表する現象として多くの媒体に取り上げられた。
・クックパッドアワード第1位(クックパッド)
・新語・流行語大賞の50語ノミネート(ユーキャン)
・ 2015Google検索による流行語ランキング9位(Google)
・ 「今年の一皿」受賞(ぐるなび総研)
・ 2015新商品・新サービス第22回リビング新聞助かりました大賞、「一般・サービス部門」入賞(サンケイリビング新聞)
いったい、おにぎらずとは何を指すのか? そしてなぜここまでブームになったのか。人気の火付け役となったクックパッド編集部が解説したい。
『クッキングパパ』の「にぎらないおにぎり」
2014年9月初旬。突然、クックパッドの人気検索キーワードにランクインした「おにぎらず」。そのわずかな兆しを2014年9月28日、クックパッド編集部が発信しているクックパッドニュースで紹介したところ、そこから火がつき、ネットで拡散、テレビや新聞などにも掲載されるようになったのが人気の始まりである。
この「おにぎらず」、マンガ『クッキングパパ』(講談社刊)22巻で「超簡単おにぎり」として紹介されている「にぎらないおにぎり=おにぎらず」が発祥といわれている。ラップの上にのりを乗せて、真ん中にご飯を平たく載せ、さらに具材を載せて、のりの四隅を折って四角にして作るものだ。
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