おしゃれ「おにぎらず」はコメ離れの救世主だ

「切り口見せ」で変身、経済波及効果も抜群

これがさらに、いまどきの20〜40代の「おしゃれ」好き主婦たちの心をぐっとつかんだ。今どき主婦に受けるレシピのポイントは「簡単・時短」なのに「おしゃれ」であることだ。2014年クックパッドアワードを受賞した塩レモンも同様だった。おにぎりは、「おにぎらず」によって、サンドイッチのようにさまざまな具をはさみ、その切り口を魅せられるおしゃれメニューに大変身して爆発的人気となっていった。

レシピ投稿数と検索数が相乗効果

こうして大人気となった「おにぎらず」。実際の人気の証となる、クックパッドのデータを紹介しよう。

●クックパッドのおにぎらず検索数推移

まずはクックパッド内の検索数を見てみよう。第一報のおにぎらずニュースが出る前2014年9月27日と11月1日時点で変化すると「おにぎらず」というキーワードは100倍に上昇する。以降、変化しつつも2015年春には朝ごはんとしても注目が集まり、お弁当が盛り上がる同年5月に当初の116倍もの検索数に盛り上がる。

● クックパッドのおにぎらずレシピ投稿数推移

現在、おにぎらずレシピは1559品(2016年1月17日時点)。2015年1月時点では245品でこの1年で1314レシピも投稿されている。ちなみに、投稿が盛り上がったのは2015年4月。1カ月で200品が投稿された。検索数、投稿数推移の両方を追ってみると、レシピ投稿が増加することで、さらに検索数も伸びていき、さらに投稿数が増加するという白熱ぶりがみてとれる。

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