おしゃれ「おにぎらず」はコメ離れの救世主だ 「切り口見せ」で変身、経済波及効果も抜群

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クッキングパパの元祖おにぎらず by クッキングパパレシピ(上の画像をクリックするとクックパッドのレシピにジャンプします)

この1度聞いたら忘れられないネーミング。ネットで拡散していくには最大の武器となる。瞬く間にクックパッドでも「おにぎらず」というキーワードの検索回数が急上昇していく。しかし、ネーミングの魅力だけではない。その人気の背景には、今どき主婦たちのニーズにあった実用的なメリットがあったのだ。

まず、握らないため作り方が簡単であること。アツアツご飯のままでも構わないし、手を汚すこともない。おにぎりが上手に握れない料理初心者にも作れる。そして、小さな手で持ちやすく、小さな口で食べやすい平らな形状であること。子どもがこぼさず食べられるということで、若い母親たちの圧倒的支持を獲得するのである。

「魅せる」ことでますます大人気に

我が家の定番!スパムのおにぎらず by ~とあ~ (上の画像をクリックするとクックパッドのレシピにジャンプします)

2014年10月、11月……と、おにぎらずはクックパッドでも検索回数、レシピ投稿数が上昇していく。その中で、さらなる魅力が発見されていく。それは、通常のおにぎりとは異なり、具のバリエーションが広いというポイントだ。一般的なおにぎりには入れにくかった、スパム・卵焼き・ハム・チーズ・レタスなどがおにぎらずレシピの中で大人気になる。

そして、それらのさまざまな具を挟む(入れるというより、ここでは挟むというのが適切だろう)中で、クックパッドのレシピ投稿でも、つくれぽ(ユーザーが実際に作ったフォトレポートのこと)でも、SNSでも、切り口面を上にした「切り口見せ(魅せ)」写真の投稿が増え始める。

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