2016年、コンビニでは「スープ戦争」が始まる NYで流行中の「ボーンブロス」、健康効果は?

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来年は今以上にコンビニスープのラインナップが増えるかもしれません(写真;Nitr / PIXTA)

コンビニでのコーヒー・ドーナツ販売合戦がすっかり定着した2015年。最近では健康・美容効果が高いとされるスムージーやコールドプレスジュースのブームをとらえ、ジューススタンドを設けるようなコンビニ店舗も出てきましたね。

さて、その次に流行るものとは……? 来年は日本のコンビニにも「スープブーム」が訪れるかもしれません。

そもそもスムージーやコールドプレスジュースは、日本で流行る以前にニューヨークで大流行していたもの。今や世界の食のブームはニューヨークが牽引していると言っても過言ではありません。そんなニューヨークでの直近のブームが、「ボーンブロス」というスープなのです。

「肉類の骨 × 野菜」は理想の組み合わせ

ボーンブロスとは牛骨、豚骨、鶏ガラなど、肉類の骨を野菜と煮出したスープのこと。豚骨や鶏ガラは、日本でも中華料理やラーメンのだしでお馴染みです。フランス料理でよく用いられる牛骨エキスも、家庭ではコンソメ(ブイヨン)として使われています。

肉類の骨は、煮込むほどにグルタミン酸やアデニル酸といった旨味成分がおいしいだしを作るうえ、カルシウム、マグネシウムなどのミネラル類や、ビタミンB群が豊富に溶け出します。また、肉類の骨はコラーゲンの宝庫。長時間煮込むことでこれもゼラチン化して溶け出し、煮汁にまろやかさやコクを与えます。

ここに野菜が加われば、整腸作用のある食物繊維をはじめ、カロテン、ビタミンC、葉酸、ミネラル類もミックスされ、栄養バランスが整います。

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