体と心の「骨太化」に、不足しがちな要素とは

実はカルシウムだけを摂っていても効果薄!

あなたはカルシウムの摂取量が足りていますか?(写真:Graphs / PIXTA)

近年、海産物を好んで食べる人が減りつつあり、カルシウムやビタミンDなど骨を作る栄養素が不足傾向にあります。カルシウムは単に骨を作るだけでなく、血液の流れや筋肉の動きをスムーズにしたり、ストレスを緩和したりと、ビジネスパーソンの健康を守る上で大切な栄養素です。

骨は「カルシウムの貯蔵庫」と呼ばれ、体内にある約99%のカルシウムが骨や歯に存在しています。残りの1%が血液や筋肉、細胞内などに存在しているのですが、実はこの1%、体の機能を支える極めて重要なものです。

日本人はカルシウムが大幅に足りていない!

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骨は成長期にかけて身長や手足を伸ばし、大人の骨格を作り上げていきますが、その働きは20歳をメドにストップします。その後は食品から摂取するビタミンD、ビタミンK、マグネシウム、たんぱく質などとともに、骨量が減らないように働きかけます。

そんなカルシウムですが、近年はどの年代でも不足傾向にあるようです。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準2015」で、20~60代男女の1日のカルシウム必要量は550mg以上、推奨量は660mg以上とされています。ですが実際は、男女20歳以上の1日平均摂取量は490mg(「国民健康栄養調査 平成26年度」より)と、大幅に足りていません。食の欧米化に伴う和食離れ、魚離れが一因のようです。

血液や筋肉、細胞内の機能を支えるカルシウムが補えなくなると、人間の体は骨からカルシウムを溶かし出して使います。その都度、骨は細く、もろくなり、骨粗しょう症につながっていくのです。

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