スケジュール管理などに手帳を使う“アナログ派”と手帳を使わない“デジタル派”。昔はアナログ派が圧倒的に多かったが、スマートフォンやタブレットの普及、あるいはモバイル型ノートパソコンの普及によって、デジタル派が優勢になってきているようだ。
しかしながら、“アイデアをメモとしてまとめる”用途には、まだまだアナログが圧倒的に優勢なのではないか。仕事の中でノートを使い、そこにメモをたくさん取っている人であれば、考えてほしいデバイスが今回紹介するワコムの「Bamboo Spark」だ。
どうしても残ってしまう「手書き」
筆者のようにあらゆることを文章化することを前提に仕事をしていると、たいていのメモは文章としてパソコンに残した方が速い。インタビューなどをしているときもノートではなくパソコンを使っている。
しかし、同じ“メモ”と言っても言語化できないことも少なくない。デザインスケッチなどはもちろん、ビジネスモデルのアイデアなど構造や手順に関するアイデアは言語では簡潔に考えをまとめることができない。
かくして筆者の場合、ノートパソコンで文章を書き留めながら、そこから派生するアイデアを思いつくと、おもむろに手近な紙にアイデアをしるすというメモの取り方を長年やってきた。皆さんの中にもデジタルとアナログを、自分なりに使い分けている方がいるのではないだろうか。
ところがデジタルとアナログのメモは、混在させて管理することが難しい。
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