パッと見は、ペンで書いた内容をスキャナで読み取ったようにしか見えないが、“筆致”と”筆圧”をトレースして画像として再現して画面表示しているため、よくよく見ると自分の書き癖まで見事に再現。絵心のない筆者だけに良い事例を提示できないが、ちょっとした図形も書いた意図通りに再現してくれる。
なお、メモ帳として使う紙は特殊なものではないため、市販のメモ帳の台紙をそのまま差し込んで使えば問題ない。専用の消耗品はボールペンの芯ぐらいだろう。その替え芯も同梱されているので、購入すれば当面は追加の投資は必要がない。
では取ったメモをどのように活用できるのか。
Bamboo Sparkアプリは筆致や筆圧が記録されたWILLというデータ形式でメモを管理しているが、これを画像ファイルやPDFに変換して誰かに転送したり、別のアプリで活用することができる。
テキストデータに変換できる
また主要言語に対応した文字認識機能もβ版(正式リリース前のテスト版)ながら利用可能で、手書きメモの内容をテキストデータとして取り出すこともできる。
優れているのは、英語の認識だ。ブロック体だけでなく、かなり癖のある筆記体であってもそこそこ読み取って正確に変換してくれる。間違って書き込んだ文字を二重線で消しておくと、その部分を飛ばして認識してくれる。日本語の変換も試してみた。しかし、さすがに日本語は難しいようで、ふたつの文字「筆圧」を1つの文字と認識してしまったり、誤変換なども多く、そのままテキストデータとして活用するのは難しそうだ。
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