最強市民ランナーが少ない練習で勝てるワケ 「アマの星」川内優輝"育ての親"が語る

"公務員ランナー"として有名になった川内優輝(埼玉県庁)は、私が学習院大で陸上競技部の監督を務めていたときの教え子です。
私の指導(練習)法は、当時も今も、週2回だけ集中して走力を強化する「ポイント練習」が軸。その他の日は、基本的に疲れを抜きながらジョッグをするというシンプルな内容です。
多くの市民ランナーは、通り一遍のジョッグをしたり、必要以上に高強度の強化練習をこなしたりして、練習の効率がよろしくありません。
メリハリを重視した練習法
その点、私の練習法はメリハリを重視しています。具体的には、週半ばの水曜に「スピード練習」(インターバル走やペース走)、週末の土曜に「距離走」(20〜30㎞)をします。
日曜に自己記録を狙うような本命レースがある場合は土曜を調整にあてたり、本命レースではなくても練習代わりにレースに出場したりと、そのへんは若干変則的です。
スピードや距離は、ランナーのレベルによって柔軟に変化させる必要がありますが、ここはひとまず川内を基準に話を進めることにします。
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