今年も「スポーツの秋」のシーズンになりましたね。9月の中旬になると暑さも和らぎ、ゴルフにマラソン、お子さんの運動会など、体を動かしたくなる方も多いのではないでしょうか。
しかし、日頃の運動不足で筋肉が硬くなっていると、思わぬケガや長引く筋肉痛に見舞われることがあります。そして筋肉が硬い状態だと、血の巡りが悪くなり、仕事効率も下がってしまうことがわかってきました。
太りやすくなり、節々が痛くなり、集中力も落ちる…
人を含む動物の筋肉には、「筋線維」という線状の細胞の集合体です。デスクワークなどで、長時間同じ姿勢を保ち続けていると、筋肉が動かないので、筋線維を覆う「筋膜」という細胞が分厚くなっていき、これによって筋肉はどんどん硬くなっていきます。
筋膜はコラーゲンでできており、本来は弾力性と伸縮性のある細胞。ですが使わないと固まり、肩こりや腰痛、手足のしびれなどが起きてくるのです。これは血の巡りが悪くなっているサインでもあります。
筋肉は血液やリンパの流れをよくする「ポンプ」のような働きもしますが、筋肉が硬くなると、このポンプの機能を果たしにくくなります。結果、血流やリンパの流れが悪くなり、頭痛や、節々の痛みなどが生じ、疲れやすい体質になってしまうことも。脳までスムーズに血が流れないと集中力を欠き、仕事効率が悪くなってくるでしょう。
またポンプが機能不全に陥ると、せっかく食事から栄養を補っても、体全体に栄養素が行き届かなくなり、老廃物が溜まっていく一方に。お腹がポッコリと出て来たり、手足の末端が冷えたりします。
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