9月に入ると一雨ごとに涼しくなっていきますが、ふいに残暑が戻る日もあり、気候が不安定な時期です。また、真夏に比べ汗をかく頻度が減ってきますが、肌の痒みに悩まされる人が続出する時期でもあります。原因は夏の汗による「汗荒れ」かもしれません!
「汗荒れ」とは聞き慣れない方が多いかもしれませんが、「あせも」と同じく汗が原因の肌トラブルで、痒みを伴います。中でも「汗荒れ」は汗の塩分が肌の表面を刺激し、部分的に赤く広がり、痛痒いのが特徴です。
この状態をそのまま放置しておくと、秋や冬になってもまだその部分が赤く痒いままで、皮膚病に発展し、数年続く場合もあるそうです。できやすい部位は首回り、背中、ひじ(ひざ)の内側、胸回りなどです。
「汗荒れ」を起こしにくい肌はどう作る?
一方の「あせも」は、肌の内部に汗の水分がたまって発疹ができる状態のこと。多少の痒みは伴いますが、治りやすく、肌を掻きすぎなければ皮膚炎などに発展する可能性は少ないようです。「汗荒れ」は肌の外部に起こる肌荒れ、「あせも」は肌の内部に起こる肌トラブルという違いを覚えておきましょう。
コンビニでも汗ふきシートや制汗スプレーが買えますが、こと「汗荒れ」に関しては、それらに含まれるアルコールや防腐剤で肌が摩擦を起こし、ひどくなる場合があるようです。気になる症状がある方は、アルコールフリーやパラベンフリー、防腐剤不使用と書かれたものを選びましょう。
また赤く痒みが引かない場合は、帰宅後のお風呂上りに、アルコールフリーの化粧水や、クリームなどで保湿することを心がけ、長引く場合は早めに皮膚科などを受診することを考えてください。
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