気が向かない忘年会は「心の都合」で断ろう 上司と部下、両者のストレスを減らす思考法

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もちろん、断りづらいという気持ちもあるでしょう。まったく顔を出さないことに抵抗があれば、短時間で切り上げる方法もあります。途中で抜けにくいなら、思い切って遅刻参加!という選択肢も持っておきましょう。

「少ししか顔を出さないなんて、会費を払っているのにもったいない」とムリに参加しても、窮屈な時間を過ごし疲労してしまうことの方が、あなたにとってデメリットが大きいことかもしれません。

迷惑をかけないスマートな断り方

参加しないときの断り方で、よく使われる理由に「体調不良」や「身内の不幸」が挙げられます。当日に有休をとってしまうという方もいますが、なんとなくよくない印象を持たれてしまいがちです。

本当にその理由なら構いませんが、ウソをついているのだとしたら、表向きうまくいったように見えても、ごまかしの気持ちが伝わってしまう危険性もはらんでいるので注意が必要です。

また最近は、会社から飲み会の補助が出るようなケースはまれで、会場の早期予約などで料金を抑えるといった節約傾向が顕著です。となると、いわゆるドタキャンは、幹事にとっても、参加する皆にとっても大変迷惑なもの。「○人以上で割引」のようなプランや、一人でも減ると部屋の大きさを変えられてしまうような場合もあります。

参加しないと決断したら、なるべく早くに意思を伝えることが大切です。曖昧にしていることほど、迷惑なことはありません。

では、どうやって断ればよいのでしょう。私が思うに、いちばんいいのは「正直な気持ちを言うこと」です。具体的に、「人が大勢集まる場所が苦手」「お酒が不得意で楽しめない」「たばこの煙に巻かれるのがイヤ」ということをはっきりと伝えることが大切です。

この時、「迷っている」のではなく、「断る」意思をしっかり伝えましょう。それでも角が立つことが心配なら、「都合が悪い」と言えばいいのです。その「都合」とは、何も用事だけとは限らず、「自分の気持ちの都合」であってもウソをついたことにはなりません。

「どんな都合?」と執拗に聞いてくるようであれば、このご時世ですから、「プライバシー情報なので」とニッコリとやり過ごしてみてはいかがでしょう。必ずしも理由を言う必要はないですし、ウソを言うくらいなら何も言わない方が罪悪感なく済むことと思います。

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