一流の人が飲み会で「下ネタ」を使うワケ 下品にならずに心をつかむ技術
飲み会という名の「舞台」を演出せよ!
1年間365日中364日、私は仕事の飲み会や会食に参加していますが、ワイワイガヤガヤと楽しむことだけが目的ではありません。たしかに、仕事の緊張感から解放され、お客様と他愛もない会話を楽しんだり、飲み会を通じて、お互いに心を開いてお客様と打ち解けたりするのも飲み会の大切な役割です。
しかし、結果を出す人は、「とりとめもない会話をして楽しく過ごせれば十分」とは考えません。飲み会は仕事の結果につなげる場であり、ひとつの「舞台」としてとらえています。
飲み会に参加するメンバー1人ひとりが与えられた役割をこなし、仕事の「結果」というフィナーレに向けて全力を尽くす。それが、仕事上の飲み会のあるべき姿です。だからこそ、メンバー構成や、エンディングに向けたシナリオも重要になります。飲み会という「舞台」を演出するつもりで臨む必要があるのです。
ですから、私が飲み会に参加するときは、「セリフ」まで用意してから臨むこともあります。たとえば、私たちのクライアント企業と会食をするとします。この場合、こちらが相手を接待して、雑誌に広告を出してもらおうというのが目的です。
こちらのメンバーは、編集長である私と、クライアントを連れてきた広告営業の担当者の2人。クライアントは、雑誌に広告を出すかどうか迷っています。このとき、私はそのクライアントの前で、広告営業の担当者とこんなやりとりをします。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら