一流の人が飲み会で「下ネタ」を使うワケ 下品にならずに心をつかむ技術

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自社の幹部や上司などに同行してもらうときも「リハーサル」は欠かせません。たとえば、「今日のお相手のAさんには、〇〇の件で協力していただきました」といった最低限の情報は伝えておきます。それを踏まえて、幹部や上司からひと言お礼を言ってもらえば、相手に与える印象もよくなります。ほかにも、幹部や上司に言ってほしい「セリフ」があるなら、事前に伝えておくといいでしょう。

「ここまでする必要があるの?」と思う方もいるかもしれませんね。たしかに少々極端な例ですし、毎回うまくいくともかぎりませんが、飲み会は、仕事の結果につなげるのが目的です。しかも、どんなビジネスでは多かれ少なかれ交渉の駆け引きはあるはず。どうせ駆け引きをするなら、戦略的に飲み会の場をうまく使うべきではないでしょうか。

相手のフェイスブックの記事は必ずチェック!

戸賀敬城氏

とはいえ、飲み会のすべての会話に「台本」を用意するのは不可能です。仕事の成果に直結するような大事な会話や、絶対に相手に伝えなければならない内容など一部分については「台本」を用意すべきですが、それ以外は、臨機応変に楽しく会話を楽しむトーク力が求められます。

しかし、「飲み会で何を話したらいいかわからない」「会話をうまく盛り上げられない」という人も少なくありません。そんな人は、相手のフェイスブックやツイッター、ブログなどをチェックし、会話のネタを見つけておくといいでしょう。

「課長、先週末にアップされた温泉旅行の記事を拝見しました。あまりに気持ちよさそうだったので、近所のスーパーで思わず温泉成分入りの入浴剤を買ってしまいました」
「昨日、おいしそうな日本酒を飲まれていましたね。どんな日本酒がお好きなんですか?」

SNSに投稿された記事や写真を踏まえて話をふれば、相手は「待ってました!」とばかりに話してくれます。基本的にSNSにアップする話題は、本人が誰かに聞いてもらいたいことや、興味のあるテーマですから。また、SNSを見るということは、相手に興味をもっているというメッセージになります。相手に「こいつ、かわいいやつだな」と思ってもらえればしめたものです。

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