一流の人が飲み会で「下ネタ」を使うワケ 下品にならずに心をつかむ技術
話のきっかけさえ作ることができれば、積極的に相手が話をしてくれるので、こちらが無理に盛り上げようとしなくても、会話はうまく転がっていきます。SNSを通じて多くの人が情報発信している時代ですから、活用しない手はありません。
ただし、チェックする記事は、2~3つで十分。なんでもかんでも知っていると、ストーカーのようで、気味悪さが強調されてしまいます。
下ネタは人間関係を縮める「清涼剤」
少し上級者向けの会話テクニックをご紹介しましょう。仕事関係の飲み会だと、硬い雰囲気になりがちで、盛り上がりに欠けることがあります。せっかくおいしい食事とお酒が目の前にあるのですから、相手にも楽しい気分で帰ってもらうのがいちばん。そのほうが、好印象につながりますし、「この人とは仕事でもっと深く付き合いたい」と思ってもらえます。
そこで、効果を発揮するのが「下ネタ」です。私はクライアント相手の飲み会でも、必ずと言っていいほど「下ネタ」を使います。
一般的には、仕事がらみの会食の席で「下ネタ」を言うのはリスクが高いと考えられています。「下ネタ」を言う相手を間違えたり、度が過ぎたりすれば、「セクハラ」と言われてしまうリスクもあります。
それにもかかわらず、私が「下ネタ」を会話の中に織り交ぜるのは、相手との距離を一気に近づける「スパイス」になるからです。だから、毎回2~3つは、「下ネタ」を台本に仕込んで、飲み会に参加します。
当然、スケベ心まるだしのえげつない下ネタや、場をわきまえない下品すぎる下ネタはご法度。
しかし、誰も傷つけないような笑える下ネタであれば、場の空気をリフレッシュさせる「清涼剤」のような役割を果たしてくれます。料理のコースにたとえれば、魚料理と肉料理の間に出てくる「お口直し」のような存在です。
下ネタは万国共通の話題です。天気やニュースの話題と違って、沈滞している場を明るく和ませる効果があります。また、親しみやすさを感じさせ、さらに一歩踏み込んだ人間関係を構築させる力ももっています。仕事で結果を出したければ、「料理はおいしかったけれど、相手の印象はあまり残っていない」という飲み会にしてはいけません。
ただし、下ネタはあくまでも「お口直し」です。メインディッシュではありません。仕事(企画)の中身がしっかりしていて、「台本」をうまく演じきるのが大前提です。下ネタでいくら笑いをとっても、本末転倒です。
下ネタは「エッチ系」と「トイレ系」で攻める!
「下ネタ」はさじ加減がむずかしいのも事実。具体的に、どんな下ネタを言えば、相手に笑ってもらえて、なおかつ距離を縮めることができるでしょうか。
いちばん失敗が少ないのは、自分の失敗談です。たとえば、次のような具合です。
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