知らないと恥をかく!米国式「お酒」のマナー 「どんな白が好きですか」と聞かれたら?

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日本と同じ感覚で「お酒」の席に臨むと、取り返しのつかないことになるかもしれません(写真 : wavebreakmedia/PIXTA)
海外の人とのビジネスなどでの社交の際に、どうしたらよいか、戸惑うことはありませんか? 本連載では、カリスマ・マナー講師とハリウッド女優が上梓した『世界標準のビジネスマナー』の解説者が、同書の内容や関連するトピックから、ビジネスパーソンの皆さまに役立つ話題をお届けします。

 

米国のビジネスパーソンが、私たちと比べて、社交の場での振る舞いが洗練されているように見える裏側では、かなり多くの人たちが試行錯誤し、マニュアル的な本で武装しています。

前回は、パーティの場面を中心に、恥ずかしがらずに堂々と振る舞うことの大切さをお話しました。第2回目は、パーティに関連して、米国人のお酒の飲み方、付き合い方について紹介します。

平日の夜はハッピーアワーまで

米国のカリスマ・マナー講師とその孫であるハリウッド女優が、あいさつからモバイルツールでのやり取りまで、世界で行われている必要最低限のマナーを豊富なイラストを用いて解説。米国の大学生もこっそりと読んでいます。外国人とのビジネスシーンの直前の一夜漬け用としてもおすすめ(上の画像をクリックするとAmazonの購入画面にジャンプします)

日本人は、アルコールの分解酵素が欧米人よりも少ないと言われています。しかし、私が米国の組織で働いた経験から感じることは、もし、米国人よりも日本人のほうがアルコールによる疾病が多いとしたら、それは体質(肝機能)の問題ではなく、飲む量の問題なのではないかと思っています。

なぜなら米国人は、月曜から木曜までの夜、ほとんど外食しないからです。米国では夫婦で子どもの世話をするので、家族を持つ人にとって平日の夜は家族のための時間であることは、日本でもすでに知られているとおりです。

しかし、シングルの男性も女性も、平日の夜に友達とご飯を食べに行くことはありません。せいぜいハッピーアワーでグラス1杯か2杯のビールを飲む程度です。

ハッピーアワーは、17~19時くらいの来店客にビールやワインの値段を割り引くサービスで、日本でもこうした飲食店が増えていることはご存じのとおりです。

米国の平日では、ハッピーアワーに頼んだお酒がなくなると、みんな帰っていきます。平日の夜のレストランのテーブル席は、ビジネスにかかわる会食のお客さんがほとんどです。

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