《日本ご当地ラーメン総選挙》栃木・佐野ラーメンが2度の雪辱を果たし、悲願の優勝! 和食業界20年の店主が日本一を掴んだ"攻めの戦略"

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予備校では、2カ月間、佐野ラーメンの基礎を徹底的に学んだ。青竹手打ち麺、澄んだスープ……シンプルだからこそ、誤魔化しのきかないラーメンだなと感じた。

「授業で、佐野ラーメンの認知度が全国12位だと知ったんです。その時に、『佐野ラーメンはまだまだ知られていないんだ』と強く感じました」

この瞬間、佐藤さんの中に明確な使命が生まれた。「佐野ラーメンを全国に知ってもらう」ということだ。

「日本ご当地ラーメン総選挙」連敗を受けて…

2022年3月10日、「佐野らーめん 佐よし」はオープンした。予備校の出身者としては3店舗目という話題性もあり、地上波はほぼ全局がその挑戦を取り上げた。

「佐野ラーメン 佐よし」の外観
「佐野ラーメン 佐よし」の外観。右手には「日本ご当地ラーメン総選挙2025」日本一の看板も!(写真:筆者撮影)

一方で、佐藤さんは「店の成功」だけを目標にはしていなかった。いつか佐野ラーメンを三大ご当地ラーメンに──。その思いから、若い店主を中心に「佐野ラーメン盛り上げ隊」を結成する。

「日本ご当地ラーメン総選挙」には開業翌年から参加した。しかし、1年目は準備不足もあり200万円の赤字という大敗だった。2年目は現場でしっかりスープを炊く方式に改善したが、トップ3には届かない。

そこで佐藤さんが思いついたのが、佐野ラーメン最大の特徴である「青竹手打ち麺」を打ちたてで提供することだった。

「イベントでは難しい。でも、だからこそ意味があると思ったんです」

打ち立ての麺
打ちたての麺はコシがあり、食べ応えも十分(写真:筆者撮影)
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