教科書に載るほどガチの"シャッター街"の大変化 JINSの田中仁CEOが私財投じるなど民間主導で"衰退した地元"を再生中《前橋》
全体のデザインと設計を手がけたのは、「大阪・関西万博」の大屋根リングを生み出した建築家、藤本壮介氏。天をつく2つの白いタワーと豊かな植栽が織りなす佇まいは立ち止まって眺めずにはいられません。
一方、客室やラウンジの空間デザインにはレアンドロ・エルリッヒ氏をはじめとする世界的なクリエイターが参画。まさしく旅の目的となるデスティネーションホテルが前橋に誕生したのです。
全国屈指のギャラリーを誘致したアートレジデンス
「JINS」の田中さんとともにまちづくりのキーパーソンとして名前が挙がるのが、「まちの開発舎」の代表取締役、橋本薫(はしもと・かおる)さんです。
東日本大震災が起きたときボランティアとして現地に向かった橋本さんは、コミュニティの重要性を痛感。生まれ育った前橋で仲間とともにコミュニティの場となる「フラスコ」を設けたのを機に、地元のまちづくりに立ち上がります。
2016年には前橋ビジョンの策定に携わり、「一般社団法人 前橋まちなかエージェンシー(MMA)」を設立。シェアオフィス「comm」などまちなか再生の拠点を生み出してきました。


















