血糖値を10日間測ったら…50代男性記者の衝撃の結果「ポテトで爆上がり」「早朝覚醒で低血糖」から見つけた"朝ダル"解決の「超簡単MYルール」

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宮崎氏は、日常生活においてGI値が低い食品だけを摂るのは難しいため、GI値の高い食品を選ぶ際には、血糖値の上昇を緩やかにする手段を考えるのがいいという。その手段には、4通りある。

① GI値の高い食品を少なくする
② GI値の高い食品を単品で摂らず、タンパク質・脂質・食物繊維を含む食品と一緒に摂る
→特に海藻やきのこ類などに多く含まれる水溶性食物繊維は糖を包み込み吸収しにくくなる
③ GI値の高い食品は食事のあとのほうにする
→タンパク質と脂質を炭水化物より先に摂ると、インクレチンという消化管ホルモンが分泌されて血糖値上昇が抑制される
④ 酢を利用する
→酢に含まれるクエン酸や酢酸も糖の吸収を抑える。副菜に酢の物などを足すこともお勧め

「中途覚醒」しなかった夜の工夫

【10月7日早朝:気持ちよく目覚める!】

リブレ2を装着しながらの「実験」は続く。

6日の夜からは食品のGI値を意識しながら、食事で血糖値がどのように推移するのかを確認し始める。

早朝に夜間低血糖を経験した筆者。溝口氏からの「GI値が低い食品を摂取すると、血糖値の上昇が抑制される」とのアドバイスを思い出して、その日の夜は寝る前にGI値の低い牛乳を飲んだり、チーズなどの乳製品やナッツを少量食べたりしてみた。

すると、驚くことに、寝る前のこの工夫が筆者には効果てきめんだった。

その夜は途中で起きることなく、8時間程度の睡眠を確保でき、スッキリとした朝を迎えることができた。7日未明の血糖値を見ると、70mg/dL程度で、前日に比べて血糖値の下げ幅が小さかった。

【10月7日昼:GI値高めのランチ】

それなら逆はどうだろうと、7日は昼食にGI値が高めのカレーライスを選んでみた。勤務先のある場所は、カレーグランプリなどが毎年開催されていて、カレーの聖地と言う人もいるくらい、名店が多い。

その日は、界隈では誰もが知る有名店を訪ねた。そこのカレーは一般的な小麦入りのルーで作ったもので、とろみがある。ご飯は白米。付け合わせはらっきょうや福神漬けではなく、ゆでたじゃがいもを2つ。GI値の高い食材が勢ぞろいだ。

すると、血糖値は150mg/dLを一気に超えた。血糖値のことを考えると食後に軽い運動をしたいところだが、昼休みの時間が短いため、すぐにデスクへ。午後は眠気を堪えながら、仕事をすることになった。

あとで確認すると、午後の時間帯には血糖値が一度、80mg/dLまで大きく低下していた。

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