血糖値を10日間測ったら…50代男性記者の衝撃の結果「ポテトで爆上がり」「早朝覚醒で低血糖」から見つけた"朝ダル"解決の「超簡単MYルール」

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【10月6日早朝:いつもより早く目覚める】

スペイン料理を堪能し、さらにアルコールも入り、この日はいい気分で寝付くことができた。ところが、数時間後の6日未明に目覚めてしまう。これを中途覚醒というのだろう。起きた瞬間に血糖値を確認したら、50mg/dLだった。夜間低血糖だ。

後日、この夜間低血糖について溝口氏に聞くと、「血糖値スパイクが引き金になっている」と話す。

血糖値スパイクとは、食後に血糖値が急上昇したあと急降下する現象。アルコールが入るとそれが加速するという。血糖値スパイクが夕食後に起こると、睡眠中に低血糖を起こしやすい。溝口氏は「夜間低血糖はさまざまな健康問題につながる」と強調する。

「血糖値が上がると副交感神経が優位になって、膵臓からインスリンが分泌され、血糖値が下がる。反対に、血糖値が下がると交感神経が優位になって、副腎からアドレナリンやコルチゾールといった興奮系のホルモンが分泌され、血糖値を上げようとする」(溝口氏)

アドレナリンは戦闘モードのスイッチを入れるホルモンなので、寝ていても全然、体が休まらず、疲れがとれなくなるというのだ。

「GI値」で血糖コントロール

先に出てきたGI値について、川崎幸クリニックで管理栄養士をしている宮崎恵美子氏にも話を聞いてみた。宮崎氏は「血糖改善のために食品のGI値を知ることは重要」と、日々、患者に食事の摂り方を指導している。

GI値の低い(血糖値が上がりにくい)食品は、肉や魚などのタンパク質や乳製品、野菜(イモなどでんぷん質の多いもの以外)など。一方、GI値の高い(血糖値が上がりやすい)食品は、米、パン、麺類などの主食類だ。

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