千葉市に"平屋だけ"全50邸の分譲地。「階段ない・空が広い・緑いっぱい」子育て終えた夫妻が選んだ暮らし

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豊かな自然と調和した街づくりは、住民だけでなく地域住民にも恩恵をもたらしている好例だ。

「平屋住宅」ばかりを分譲する理由。理想はメルボルン

拓匠開発は、千葉市を中心に、一戸建ての設計・施工・販売までを手掛け、さらには街づくりの一環として店舗・飲食業まで進出している企業だが、どうして「平屋」に注力するようになったのだろうか?

きっかけは、拓匠開発の代表である工藤英之氏が、2012年ごろに海外視察に行ったこと。

「日本のハウスメーカーがメルボルンで現地の会社と共同で分譲事業を始めたということで現地に赴いたのですが、メルボルンの、平屋が広がる美しい街並みに感銘を受けたそうです。建物が低いゆえに大きく広がる空、そこからくる開放感。“こんな街を日本でつくれないだろうか”という思いがスタート地点でした」

平屋の優れた居住性は、広い敷地ありきだ。庭のない住宅密集地に立ってしまえば、日当たりも風通しも悪く、プライバシー面でも問題がある。つまり、「快適な平屋」は広い敷地にしか建てることが難しく、おのずと立地は郊外へ、郊外へとなる。

「東京23区内で平屋を建てることは、土地の値段が高騰している今本当に難しいと思います。しかし、千葉市などの首都圏郊外なら、都心へのアクセスも考慮しつつ、“平屋の建売住宅で5000万円以内(土地代込み)”が実現できます。広さと利便性と価格のバランスが良い平屋住宅を供給できるのでは、という考えもありました」

平屋住宅は広い敷地があれば、開放感、動線のラクさ、空間の自由さなどの優位性がある。とはいえ、大富豪でない限り、郊外を選ばざるをえず、交通の便がネックになるのも事実。そんななか、千葉県千葉市という「遠すぎない」立地は絶妙だ。今後の発展が楽しみだ。

●取材協力
株式会社拓匠開発
新築一戸建てサイト

(取材・文/長谷井 涼子)

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