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【航続距離は295kmを実現、日常の足として電気自動車を使う時代に】普通さが最大の魅力、ホンダの軽自動車EV「N-ONE e:」に期待が膨らむ理由

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N-ONE e:のラゲージスペース(写真:三木 宏章)

また、荷室の広さやセカンドシートのアレンジなども同様。背もたれを前に倒し荷室を拡大できる「ダイブダウン機構」や、座面をはね上げて背の高い荷物も積載できる「チップアップ機構」など、ガソリン車と同じ機能を持たせることで、高い利便性や積載性のよさを継承している。

BEVとしての動力性能

N-ONE e:のシフトボタンまわり(写真:三木 宏章)

パワーボタンを押すと、走行可能な状態となる。シフトを「D(ドライブ)」モードに入れ、アクセルペダルを踏み込むと、かなりスムーズな発進加速を味わえる。しかも、パワーの出方がBEVにありがちなドッカンと過度な感じではないので、ガソリン車から乗り換えても違和感が少なく、街中を普通に走れる印象だ。メインターゲットの40~50代女性などでも扱いやすい、ソフトな出力特性だといっていいだろう。

広い幹線道路などで60km/h程度の速度で交通の流れに乗って走るときも、アクセル操作に対してリニアな加速力が発揮され、余裕で流れに乗れる。また、かなり急な勾配の登り坂でも同様。ガソリンエンジンの軽自動車では、アクセルペダルをかなり踏み込まないと登らないような勾配の坂でも、パワー不足をまったく感じることなく、グングンと進んでいく。

筆者による試乗シーン(写真:三木 宏章)

今回の試乗では、高速道路を走行していないため、80km/h以上の速度域などについてはなんとも言えない。だが、少なくとも市街地を乗るぶんには、多くの道でほぼストレスを感じずに乗れるといえるだろう。とくにN-ONE e:は、前述のとおり、市街地の走行をメインに開発されているが、出力特性がスムーズかつソフト、そしてトルクフルだ。

ホンダの開発者によれば、発進のスムーズさや登坂能力には駆動トルクが重要だが、N-ONEe:は、コンパクトカーの「フィット」と同等。駆動トルクで1720N・mというスペックを持つという。つまり、車格は軽自動車だが、走りに関してはひとクラス上の余裕を持つというわけだ。

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【BEVになったことで変わった操作系】

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