【航続距離は295kmを実現、日常の足として電気自動車を使う時代に】普通さが最大の魅力、ホンダの軽自動車EV「N-ONE e:」に期待が膨らむ理由

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N-ONE e:のリヤビュー
N-ONE e:のリヤビュー(写真:三木 宏章)

一方、e: Lグレードでは、9インチのホンダコネクトナビを標準装備。本革巻きステアリングや14インチのアルミホイールなども採用する。e:Gが樹脂製ステアリングやカバー付き14インチ・スチールホイールを装備するのに対し、より高級感を演出する。

また、フロントグリルの充電ポートも、e:Gは右側ヘッドライト横に普通充電用のみを装備。対するe: Lは、左側に急速充電用も標準設定する(e:Gはオプション設定)。ちなみに、価格(税込み)はe: Gグレードが269万9400円、e: Lグレードが319万8800円。グレード間で約50万円の価格差となっている。

運転席やドライビングポジション

N-ONE e:の運転席および助手席
N-ONE e:の運転席および助手席(写真:三木 宏章)

運転席に座った印象は、ガソリン車のN-ONEと同じ乗車位置ながら、ステアリングを37mmドライバーに近づけたことで、小柄な人でもステアリングを遠く感じないような工夫を施している。シートはホールド性がよく、座面の高さを抑えることで乗り降りもしやすい。また、運転席からの視界も良好で、フロントフードの先端や左右端が見やすいため、前の車との間隔をつかみやすく、細い路地などでの見切りはよかった。

ちなみに、N-ONE e:の室内サイズは、長さ2010~2040mm×幅1300mm×高さ1170mm。ガソリン車のN-ONEが長さ2050mm×幅1300mm×高さ1195mmだから、さほど狭くなっていないことも注目点だ。ホンダによれば、これは容量82.7Ahの走行用リチウムイオンバッテリーの形状を薄くし、床下に配置したことがポイント。室内の広さはもちろん、先に述べたとおり、着座位置もほぼ変えずにキープしているのだという。

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