【航続距離は295kmを実現、日常の足として電気自動車を使う時代に】普通さが最大の魅力、ホンダの軽自動車EV「N-ONE e:」に期待が膨らむ理由

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N-ONE e:の外観。ボディカラーは、新色のチアフルグリーン。このほか、プラチナホワイト・パール、ルナシルバー・メタリック、フィヨルドミスト・パール、シーベットブルー・パールの全5色を設定
N-ONE e:の外観。ボディカラーは、新色のチアフルグリーン。このほか、プラチナホワイト・パール、ルナシルバー・メタリック、フィヨルドミスト・パール、シーベットブルー・パールの全5色を設定(写真:三木 宏章)

エクステリアでは、ベースのガソリン車N-ONEの基本コンセプトを踏襲。1960年代に大ヒットした名車「N360」をイメージしたレトロで愛らしいデザインや、軽トールワゴンとしては低めの全高などによる軽快で安定した走りなどを特徴とする。

実際に見た印象は、ガソリン車と比べ、さらにつるりとしたボディ形状などを採用し、軽EVらしいクリーンな印象としている。また、ハイ/ローのヘッドライト周辺に位置するリングライトに切れ目を入れることで、まるで人の瞳のような印象も加味。顔付きに、ちょっとした生命感を与える演出も施している。

なお、フロントグリルには、ホンダ車のバンパーをリサイクルした「バンパーリサイクル材」を採用。N-VAN e:から採用しているこの素材は、ブラックをベースに白や青、赤などの点模様が入る仕様で、ひとつとして同じ模様にはならないという。これにより、エコであることはもちろん、1台1台に個性を演出する効果も生み出している。

グレードはシンプルに2種類

上級グレードとなるe: Lのインテリア
上級グレードとなるe: Lのインテリア(写真:三木 宏章)

ラインナップは、ベースグレードの「e: G」と、今回試乗した上級グレードの「e: L」の2種類。違いは、e: Gが「ナビなし」なこと。現在のクルマでは「ほぼ当たり前」についているナビゲーションのモニターを基本的に装備しない仕様なのだ。

ただし、スマートフォンと車体をブルートゥースで接続し、アプリ内の音楽などを車内で聞くことは可能。つまり「シンプルオーディオ」仕様だといえる。「ナビは愛車についているが使ったことがない」といった人に対応した設定で、欲しい人向けにオプションで8インチ・ディスプレーオーディオも用意している。

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