大橋マキさん(48)が"シニアとの関わり"で辿り着いた「年齢を重ねることは素敵」という境地。地元・葉山での日々の暮らし《後編》

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彼女が現在やっていることと「これからのこと」(写真:今井康一撮影)
人生100年時代。キャリアも私生活も花を咲かせるのは1度だけではもったいない。四季咲きの花のように年齢と経験を重ねるごとに自分だけの花を何度でも咲かせている人々がいる。コラムニスト・芳麗さんが紐解く、新しい時代の人物伝。
今回登場するのは大橋マキさん(48※10月30日で49歳を迎える)。
前編では、テレビ局のアナウンサーという華やかな道に導かれながらも、“体の声”に従ってキャリアを作り直した過程をたどった。現在は一般社団法人「はっぷ」で葉山(神奈川県・三浦半島)を拠点に、シニア世代の活躍と交流の場を運営している。
後編では、なぜシニア世代に関わる仕事を立ち上げたのか。現在の生活ぶりとともに、長年の現場経験から見えてきたエイジングの秘訣と、「何度でも開花するヒント」を聞く。
前編:大橋マキさん「人気アナ」を辞め進んだ意外な"道"

高齢者との関わりは「楽しい」

――大橋さんが代表を務めている「はっぷ」は、シニア世代が畑仕事やガーデニングなどを通じて、自分を生かし、人とつながる場所です。なぜシニア世代と関わろうと思ったのですか?

最初は、葉山社協(社会福祉協議会)から「介護者のためのアロマ講座」を頼まれて、やらせていただいたのがきっかけでした。

そのあと定期的に地域の方々にお会いするうちに、せっかく葉山に暮らしているなら、小瓶に入った精油だけでなく、足元の自然をみんなで楽しみたいなと考えるようになって。「みんなで畑をやりませんか?」と声をかけたのがはじまりです。

さまざまな世代が参加していますが、とりわけシニア世代の方々が通える場を作りたいと思ったのは、アロマセラピストとして病院に勤務して高齢者の方に関わっていた経験もありますし、シンプルに楽しいからです。

【写真で見る】大橋マキさんの今(8枚)
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