「人生100年時代」10代から考える"親と違う人生" 提唱者が教える「新しいことを学ぶチャンス」

✎ 1〜 ✎ 17 ✎ 18 ✎ 19 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
「人生100年時代」をどう生きるか。中高生の皆さん、10代の今から考えてみませんか(写真:MAPS/PIXTA)
100歳になった自分――。中高生の皆さんには想像もつかないかもしれませんが、日本では2007年生まれの子どもの半数が100歳以上生きるというデータもあります。多くの人が100年以上生きるようになると、人口構成はもちろん、社会や経済、働き方も変わっていくでしょう。「人生100年時代」をどう生きるか、10代の今から考えてみませんか。

ライフシフトって?

「人生100年時代」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。2016年に発売された『LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略』(東洋経済新報社)という本で提唱され、世の中に知られるようになりました。

『LIFE SHIFT』の著者は、英国の経営学者リンダ・グラットンさんと経済学者のアンドリュー・スコットさんです。

「人生100年時代」は、長寿大国と呼ばれる日本にもやってくると考えられています。厚生労働省によると、日本人の2022年の平均寿命は女性は87.09歳、男性は81.05歳。50年前の1972年は女性75.94歳、男性70.50歳でした。今のペースで伸び続けると、100歳を超える日も遠くなさそうです。

国も人生100年時代への対応を進めています。政府が立ち上げた「人生100年時代構想会議」では、リンダさんも議員を務めました。有識者たちが超長寿社会に国民が活力をもって生きられるための経済・社会システムに必要なことは何かを検討。会議の提案を受け、政府は学びたいときに学べるしくみづくりや高齢者の雇用の促進などに取り組んでいます。

次ページマルチステージの人生が当たり前になる
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事