「人生を選ばないことは、静かに自分を殺すこと」…哲学者が見抜いた"中年の危機"に陥る人の共通点

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
「ミッドライフ・クライシス」に陥りやすい人の共通点とは(写真:kapinon/PIXTA)
40〜50代を中心に、ふとした瞬間に「自分の人生、本当にこれでよかったのか?」という感情に苛まれる「ミッドライフ・クライシス(中年の危機)」が話題となっていますが、哲学者の小川仁志氏は、これを乗り越えるには自分自身でこれからの人生を「選択」することが必要だと指摘します。
本稿では、小川氏の著書『悩まず、いい選択ができる人の頭の使い方』から一部を抜粋・編集し、「ミッドライフ・クライシス」に苦しむ人たちの事例を紹介します。

あなたは今、「静かに」自分を殺している

「選択しない生涯」をたとえるなら、自分の人生という車に乗り、常に他人にハンドルを握らせたまま、行き先もわからず高速道路を走っているようなものです。

進学、就職、結婚、子育て、仕事、お金、老後、幸せとは?

考えることは無数にありますが、自分でハンドルを握ることなく、あるいは誰かが敷いたレールに従って進んできた人は、ある日突然、こう思うのです。

「……ここは、どこ?」

次ページ「本当に行きたかった場所」とは
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事