また町の紋章には鳥が描かれていた。『進撃の巨人』には4つの兵団が登場しそれぞれのシンボルを持つが、物語の中心となる調査兵団は重なる2つの翼をシンボルとしている。

色もデザインも違うが、広げた翼の紋章に調査兵団を連想(写真:ネルトリンゲン市立博物館)
世界中のファンが訪れた痕跡
さて、このように作品世界と共通点を感じるこの町。非公式聖地ではあるが、世界中からファンが訪れているようだ。城壁を歩いているといくつも落書きを見かけた。
また町の中心にあるゲオルク教会のダニエル塔にも多くのファンが訪れ、多数の落書きも残されているそうだ。筆者は今回登らなかったが、入場料4ユーロで高さ90mの塔の先まで行くことができる。
しかし、町として『進撃の巨人』を前面に出しているところは何1つ見当たらない。そう思いながらふと立ち寄った市の博物館の入り口に、唐突にエレンとミカサらしき人物が現れた。

チケット売り場の壁(左)には作品に登場する主人公らしき人物が描かれたタペストリーがかかっていた(写真:筆者撮影)
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