中心部を見ると、ドイツらしい木組みの家や赤茶色の屋根が広がる。まさにエレンたち104期訓練兵たちが、屋根の上を縦横無尽に駆け回る姿が目の前で再生されるようだ(彼らは立体機動装置という、空中を高速移動できる機械を用いる)。

屋根の上を駆けていく訓練兵たちが見えてきそう(写真:筆者撮影)

建物は新旧さまざまだが、屋根の色は赤茶色系で統一されている(写真:筆者撮影)
町のシンボルは「豚」
この町にはほかにも『進撃の巨人』を連想させるものがあった。その1つが、町のシンボルである豚だ。1440年のある夜、1匹の豚が城門から逃げ出して町が騒ぎになったことから、敵の夜襲作戦が失敗に終わったという伝説がある。
作品内で豚は壁に囚われた不自由な生活を暗示し、大ヒットとなった初代オープニングソング「紅蓮の弓矢」の歌詞にも登場するほか、始祖の巨人ユミルに関わる象徴的な存在でもある。

町の守り神として人々から親しまれている(写真:筆者撮影)
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