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アメリカ政府高官が語る「日本の次期首相に期待すること」/自民党総裁戦5候補のうちトランプ大統領と「ウマが合いそう」な人物は誰か?

トランプ政権は自民党総裁選の行方をどのように考えているのだろうか(写真:ブルームバーグ)
自民党総裁選は10月4日に投開票が行われる。野党側は、その後に召集される予定の臨時国会での首相指名選挙において、投票先を一本化できず、自民党の新総裁が次期首相に選出される見通しとなっている。
その次期首相が直面する最大の外交課題は、アメリカのドナルド・トランプ大統領にどう向き合っていくかである。トランプ大統領は、今月下旬に訪日する方向で調整中ともされており、早速、次期首相の手腕が試される機会となる。本稿では、トランプ政権が「日本の次期首相に何を期待しているのか」についてアメリカ政府高官に取材した。
「日本の顔」になることの重要性
今回取材に応じてくれたのは、トランプ政権1期目において日本を含むアジア政策を担当し、現在も外交政策に関与している人物である。氏名の公表を伴うオンレコ取材には応じてもらえなかったが、匿名を条件に話を聞くことができた。
この政府高官が強調したのは、次期首相が「日本の顔」になることの重要性であった。「日本の顔」とは、アメリカをはじめとする海外において、日本の首相の名前と顔が明確に認識され、国際会議などの場で各国首脳と対等に渡り合える存在であることを意味する。
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