2013年にアニメ放送が始まった直後から、ファンの間では「ここが舞台ではないか?」とネット上を中心に話題にのぼったが、公式に明言されてはいない。
いわば非公式聖地として知られているこの町を、世界100カ国以上の現地在住日本人ライターの組織「海外書き人クラブ」会員が訪ねた。
直径1kmほどの小さな町
ネルトリンゲンはドイツ南部バイエルン州、ロマンチック街道のほぼ中央にある。平野にぽつんと存在する直径1kmほどの小さな町だ。実は、この平野は1500万年前に隕石が衝突してできた、直径約25kmのクレーターでもある。
最初に壁が作られたのは今から810年前の1215年。交通の要として町が栄え、財産や人々を守るために城壁が作られた。
そして町の拡大に伴い、1327年にさらに外側を囲む壁が作られた。内側の壁は現存していないが、地図上で円形の道路が確認できる。

ネルトリンゲンには5つの城門がある。町の東側にあるダイニンガー門から入ってみた。城門の内側には階段があった。なんと城壁の上は、町をぐるっと1周できる約2.6kmの遊歩道となっている。
壁の高さは約10mで目線が屋根の高さになる。
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