エレンやミカサが住む街に酷似!まるで『進撃の巨人』舞台…ドイツ・ネルトリンゲン市が凄すぎる【非公式聖地】に同市観光課トップの答えは?

✎ 1〜 ✎ 36 ✎ 37 ✎ 38 ✎ 39
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

2013年にアニメ放送が始まった直後から、ファンの間では「ここが舞台ではないか?」とネット上を中心に話題にのぼったが、公式に明言されてはいない。

いわば非公式聖地として知られているこの町を、世界100カ国以上の現地在住日本人ライターの組織「海外書き人クラブ」会員が訪ねた。

直径1kmほどの小さな町

ネルトリンゲンはドイツ南部バイエルン州、ロマンチック街道のほぼ中央にある。平野にぽつんと存在する直径1kmほどの小さな町だ。実は、この平野は1500万年前に隕石が衝突してできた、直径約25kmのクレーターでもある。

最初に壁が作られたのは今から810年前の1215年。交通の要として町が栄え、財産や人々を守るために城壁が作られた。

そして町の拡大に伴い、1327年にさらに外側を囲む壁が作られた。内側の壁は現存していないが、地図上で円形の道路が確認できる。

地図
右が旧市街地、左がさらに外側に壁が作られた現在と同じ形の地図。城壁博物館にて(写真:筆者撮影)

ネルトリンゲンには5つの城門がある。町の東側にあるダイニンガー門から入ってみた。城門の内側には階段があった。なんと城壁の上は、町をぐるっと1周できる約2.6kmの遊歩道となっている。

壁の高さは約10mで目線が屋根の高さになる。

次ページ屋根の上を駆ける訓練兵たちが見えてきそう
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事