「体力がなさすぎてヤバイ…」人必見→特別なジム通いなど不要!日常の階段移動や洗濯、掃除がトレーニングになる「ながら運動」テクニック

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運動は、始めるまでがいちばん大変です。

だからこそ、本書では「まずは小さく、気楽に、生活に溶け込ませる」ことを強くおすすめしています。

たとえ1回の動きが短くても、数十秒の積み重ねが、あなたの体を着実に変えていきます。

これらの〝ちょこちょこ運動〞には、行動体力(体を動かす力)を底上げするだけでなく、防衛体力(病気やストレスに打ち勝つ力)を高める効果も期待できます。

たとえば、軽い運動を続けることで次のような変化が表れてきます。

● 体温が上がり、免疫力が向上する
● 血流が良くなり、ホルモン分泌や自律神経のバランスが整う
● 深い睡眠が得られ、疲労回復がスムーズになる
● 心が前向きになり、不安やイライラが減る

つまり、日々の小さな運動習慣は、体を動かすための体力(行動体力)と、体を守るための体力(防衛体力)の両方によい影響をもたらすのです。

体力には「行動体力(身体を動かす力)」と「防衛体力(病気やストレスに打ち勝つ力)」2つの要素がある

① 行動体力(身体を動かす力)

行動体力とは、日常生活を自立して過ごすためのベースとなる力です。

買い物に行く、家事をこなす、旅行を楽しむ。そんな日々の「動き」を支えているのがこの力です。スポーツだけでなく、日常動作など、私たちの日常のほとんどはこの行動体力に支えられています。

主に6つの要素があり、日常の工夫は次の通りです。

1. 筋力(動作を起こす力)
スクワット、買い物時に重い荷物を持つ、段差を昇る練習
意識的に階段を選ぶ、椅子から立ち上がる動作を丁寧に行う
立って靴下を履く、洗濯物を干すときに背伸びする、などもよい刺激に
2. 筋持久力(長く動き続ける力)
掃除や洗い物の時間を少し延ばす、外出時に1駅分歩く
エレベーターではなく階段を使うなど、1日5分でもいいので継続することが重要
3. 心肺持久力(息切れしにくい体)
早歩き散歩、踏み台昇降、軽いジョギング
エレベーターの代わりに階段を使うと、日常の中で効果的に心肺機能を刺激できる
4. 柔軟性(体のしなやかさ)
テレビを見ながらストレッチ、朝起きたときの前屈、寝る前のヨガ
股関節や肩甲骨まわりをほぐすことが、動きやすい体への第一歩
5. バランス能力(ふらつかない力)
歯磨き中に片足立ち、電車の中で揺れに逆らわずに立つ
バランスボールに座る、体幹トレーニングなどもおすすめ
6. 敏捷性・反応力(素早く反応して動く力)
小さなボールを投げてキャッチする、踏み台をリズムよく昇降する
軽くジャンプを入れる動き(安全な環境で)も、加齢予防に
次ページ日々の動作がトレーニングになる
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