「筋力」「瞬発力」「筋持久力」…体力は“8つの要素”に分けられる。加齢と共に最も落ちやすいのは?≪自分史上最高の動ける体≫は何歳でも可能!

「なるべく疲れない選択をする生活」が、さらなる体力低下を招いています(写真:buritora/PIXTA)
50代あたりから、「あーーしんどい」「身体が痛む」「体力が落ちる」……こういった悩みを抱える方が増えてきます。「年齢を重ねれば仕方がないこと」だと思われがちですが、本当でしょうか? 体調の変化は、本当に年齢のせいなのでしょうか?
アメリカスポーツ医学会認定運動生理学士のフィジカルトレーナーが合理的に体調をととのえるセルフメンテナンスの基礎知識を伝授する。
※本稿は『60歳で最高の体調 1カ月で変わるロジカルメソッド』から一部を抜粋編集してお届けします。
「私はもう年だから」と、年齢を言い訳にしてしまうこと。「今さらやっても」と、可能性を自ら閉ざしてしまうこと。それこそが、じつは「加齢による衰え」の最大の落とし穴なのです。
今日よりも明日、今年よりも来年、自分史上最高の動ける身体を手に入れることは、いくつになってからでも可能です。なぜなら、それはあなたの「年齢」ではなく、「行動」にかかっているのですから。
では、具体的にどんな「思い込み」が、私たちの可能性を狭めているのでしょうか。そして、それは本当に通説どおりなのでしょうか。順番に見ていきましょう。
通説1「年を取ると体力が落ちる」は本当か?
階段を上がるのがつらい。
駅までの道のりが長く感じる。
重い荷物が持てない……。
年齢を重ねるにつれ、「体力が落ちてきたなあ」と感じる場面が増えていきます。するとどうしても、なるべく疲れない方法を選ぶようになってしまいますよね。
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