ジョエル・ロブションが「すきやばし次郎」のカウンターで繰り出した《掟破りのリクエスト》の真意

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ロブションが「すきやばし次郎」で出した驚きのリクエストとは(写真:shige hattori/PIXTA)
書店の棚で『一流の人は〇〇をしている』といった本を見かけると、「そりゃあ、一流の人は自分とは違うよな」と思ってしまいがちですが、出版プロデューサーの西沢泰生氏によれば、一流の人というのは、時代、国籍、職業を問わず、意外と身近にいるものだといいます。
そこで本稿では、西沢氏の著書『一流のバーテンダーは2杯目のグラスをどこに置くのか 超一流だけが持っている「すごい思考法」のつくり方』から一部を抜粋・編集して、同氏が3つの職業で見つけた一流の実例を紹介します。

「一流」が「一流」を試した、掟破りのリクエスト

一流のお寿司屋さんのカウンター席は特別な空間です。特に店主の前の席ともなれば、そこはもう特等席。初めて入るお店でいきなり座ったりすると「野暮な客」と思われてしまいます。

私が普段行くお寿司さんのカウンターは、なぜか目の前をお寿司の乗った丸皿が流れているので、とても安心ですが……。

料理評論家の山本益博が、フランスの天才料理人のジョエル・ロブションを銀座の一流寿司店「すきやばし次郎」へ連れて行った時の話です。ご主人が握る寿司を2、3貫食べたジョエル・ロブションが、突然、あるリクエストをします。

問題:ジョエル・ロブションがお店にリクエストしたことは何だったでしょう?
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