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天然よりも養殖ブリ!宮崎で気を張るニッスイ もう「寒ブリ」でなく、1年中の出荷が可能に

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養殖ブリで20年の歴史を持つニッスイ。天然のもじゃこでなく、人口種苗で完全養殖を実現した。

漁に出る従業員
従業員は早朝から漁に出る。1日の水揚げは5000〜6000尾程度(写真:編集部撮影)

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日本の漁業が危ない。生産量はピークから7割減。輸入金額も増え、海外勢に買い負けている。一方、魚を獲りすぎず、資源を安定させなければ漁業の未来はない。
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岸壁に着いた船から次々と水揚げされる。タモですくわれたブリは箱に入れられ、そのまま工場へ運ばれていく。

宮崎県串間市にある、ニッスイ子会社の黒瀬水産。単一事業者による養殖のブリ類(ブリやカンパチなど)では、出荷量は日本トップクラスを誇る。水揚げは1日2回行われ、5000尾から6000尾のブリを確保する。

従業員の一日は串間市の漁港から船で15分ほどの養殖用いけすへ向かうところからスタートする。午前2時半ごろ船で作業に向かい、いけすから船にブリを移す。6時ごろには港へ到着。ブリを港で移し終えると、もう一度いけすへ向かい、作業を行う。

電流でブリを失神させ、船で「活け締め」

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