主要漁港の水揚げ量では釧路漁港、水揚げ額では焼津漁港がトップに。都道府県の漁獲量では北海道が首位に立った。
日本の漁業が危ない。生産量はピークから7割減。輸入金額も増え、海外勢に買い負けている。一方、魚を獲りすぎず、資源を安定させなければ漁業の未来はない。
『週刊東洋経済』6月1日号の特集は「全解剖 日本の魚ビジネス」。われわれはいったい魚をいつまで食べられるのか。ここでは、全国主要漁港の水揚げ量と水揚げ額、都道府県別の漁獲量や養殖収穫量について、ランキング化してみた。
日本列島は南北に細長い。一口に魚といっても、獲れる場所が違えば獲れる魚種も違う。ここでは全国主要漁港や各都道府県をランキング化してみた。
全国主要漁港の水揚げ量ランキング(2023年)の首位は釧路漁港(北海道)だ。数量は18.9万トンで前年比9.8%増。前年は2位だが、12年連続首位の銚子漁港(千葉県)から、トップを奪取。サンマやスケトウダラが不漁な反面、マイワシが豊漁だった。3位の境漁港(鳥取県)もサバがよく獲れ、同14.4%伸びた。
水揚げ額の首位は焼津漁港(静岡県)。金額は508億円と同8.8%増で、8年連続不動のトップである。焼津漁港といえば、カツオなど遠洋漁業の基地として知られる。6位に躍進した気仙沼漁港(宮城県)は、秋の戻りガツオが好調で、相場も高値で安定した。
全国主要漁港ランキングは青森県八戸市の「水産統計」を基にしている。
全国主要漁港ランキング(2023年)
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