マルキチやワイエスフーズ・グループを買収。ヨシムラ・フードは北海道のホタテで日本一の会社だ。
日本の漁業が危ない。生産量はピークから7割減。輸入金額も増え、海外勢に買い負けている。一方、魚を獲りすぎず、資源を安定させなければ漁業の未来はない。
『週刊東洋経済』6月1日号の第1特集は「全解剖 日本の魚ビジネス」。われわれは魚をいつまで食べられるのか。
「北海道の高品質なホタテは海外でもっと売れるはず」──。そう断言するのは、ヨシムラ・フード・ホールディングスの吉村元久CEOだ。
ヨシムラ・フードは2008年の設立以降、食品製造販売を軸に後継者難や経営難に悩む中小企業をM&Aでグループ化し、相互補完するプラットフォームを構築。傘下企業は28社に上る。23年にグループに加えたのが、水産加工のマルキチ(北海道網走市)とワイエスフーズ・グループ(同森町)だ。それぞれ、オホーツク海と噴火湾というホタテガイの2大産地に面し、ホタテ加工を主力とする。
ホタテは日本の水産物の代表格。13年、日本の農林水産物・食品輸出額でトップを獲得して以来、11年連続で王座を維持している。
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