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ホタテで独走!M&A巧者、ヨシムラ・フードの正体 中国禁輸でもアメリカやアジアに売りまくる

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マルキチやワイエスフーズ・グループを買収。ヨシムラ・フードは北海道のホタテで日本一の会社だ。

ホタテの加工作業の様子
マルキチは早くからホタテの輸出実績が豊富だった。ヨシムラ・フードの傘下に入り、お互いウィン・ウィンの関係になった(写真:ヨシムラ・フード・ホールディングス)

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「北海道の高品質なホタテは海外でもっと売れるはず」──。そう断言するのは、ヨシムラ・フード・ホールディングスの吉村元久CEOだ。

ヨシムラ・フードは2008年の設立以降、食品製造販売を軸に後継者難や経営難に悩む中小企業をM&Aでグループ化し、相互補完するプラットフォームを構築。傘下企業は28社に上る。23年にグループに加えたのが、水産加工のマルキチ(北海道網走市)とワイエスフーズ・グループ(同森町)だ。それぞれ、オホーツク海と噴火湾というホタテガイの2大産地に面し、ホタテ加工を主力とする。

ホタテは日本の水産物の代表格。13年、日本の農林水産物・食品輸出額でトップを獲得して以来、11年連続で王座を維持している。

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