キー局社員→独立し「おひとりプロデューサー」に転身!原案担当の漫画「おひとりさまホテル」も人気に。"何者でもない30歳"から掴んだ新たな人生

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ーー昨今では、オーバーツーリズムによるホテル代高騰などが社会問題になっています。ひとりホテルを楽しむうえでの足かせにはなっていませんか。

主にインバウンドによる人気観光地など一部の地域の問題だと考えています。私は混雑が好きではないので、落ち着いて過ごせる場所を探しますが、混んでいない素晴らしい地域はまだまだたくさんあります。

また、シーズンをずらすと、大幅に料金が下がるケースも多々あります。たとえば、年明けから春休み前までの時期は多くのエリアで閑散期となります。静かに雪景色を堪能できるので、おすすめです。ひとりだからこそ、フレキシブルに日程を組むこともぜひ検討してみてください。

ひとり=独身ではない。ママにも広がるひとり時間

ーー一般的な会社員にとって、まろさんの生き方は憧れである一方、それを仕事にして生活をしていくことは容易ではありません。この生き方を貫くうえでのポリシーや大事にしていることはありますか?

会社員時代の時間に縛られた生活のなかではできなかったことが、いまは自由にできている。それは私にとって意義のあることです。ただ、人に憧れられる生き方とは思っていません。誰にも得意なことがあって、適材適所があるなかで、私にとってはこれだったというだけ。

もし、こういう生き方を考えている人がいて、私の経験から言葉を送るとすれば、会社という組織のなかでできて、個人では難しいこともたくさんあります。まず目の前の仕事に全力で取り組みながら、自分ができる範囲で楽しいことや、やりたいことをやっていくといいのではないでしょうか。それから、やりたいことに適している環境を選ぶ。いきなり会社をやめて、というパターンを否定するわけではありませんが、会社に勤めながらスモールスタートするのはリスクも少ないのでおすすめです。

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