ニューオータニ、儲けるだけの再開発しない矜持 「ミスター総支配人」が語る究極のホテル作り
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「ニュー」のアイデンティティがある
――コロナ禍で結婚相談所などの新規事業を始めました。チャレンジングな社風はどこから生まれてくるのでしょうか。
ニューオータニは、オーナー(創業家である大谷家)がチャレンジすることに対して非常に前向き。判断に時間をかけるのではなく、即断即決で「やってみよう」と言ってくれる。そこに、ニューオータニの「ニュー」のアイデンティティがある。
ニューオータニの創業者は鉄鋼会社の経営者。1964年の東京オリンピックを開催するに当たってホテルが不足したため、国からの要請を受けてホテルを開業した。
オリンピックが終わった翌1965年には顧客が来なくなったので、アパートにするという話もあったようだ。しかし知恵を出して顧客に来てもらう努力をした。
コロナ禍になったときもここで諦めたら終わりだから挑戦をしよう、ということで新規事業を始めた。それが社風なんだと思う。


















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