【情報提供をお願いします】東洋経済ではあなたの周りの「ヤバい会社」「ヤバい仕事」の情報を募っています。ご協力いただける方はこちらへ。
地方出張が多い人は、大抵、ホテルの好みがある。
例えば、出張先の駅前にスーパーホテル、東横イン、ダイワロイネットホテルがあったら、どこに泊まるか、ほぼ心は固まっている。
これが、社長や重役となると、帝国ホテルとホテルオークラ、どっちがいいかという話になってくる。ニューオータニも含めて「御三家」と呼ばれる。
「おいおい、ニューオータニは格下だろ」
そう突っ込む御仁も少なくない。
ニューオータニは、20世紀の東京五輪に間に合わせるため、1000室超の巨大ホテルを1年半で作った。ユニットバスなど効率的な工法を取り入れたが、そこが帝国・オークラ派には面白くない。
そんなオークラも東京五輪の2年前の開業だ。公職追放で帝国を追われた華族出身者が立ち上げ、政財界から根強い人気がある。ベルボーイは経済人の名前を覚えていて、クルマのナンバーを見れば誰が乗っているのか分かるという。
「究極のサービス」と言われるホテル業だが、少し歴史を溯(さかのぼ)れば、その違いが見えてくる。
この記事は有料会員限定です。
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら