キー局社員→独立し「おひとりプロデューサー」に転身!原案担当の漫画「おひとりさまホテル」も人気に。"何者でもない30歳"から掴んだ新たな人生
ーー「原案:まろ」として協力している『おひとりさまホテル』は、いまの時代のニーズに応えていると感じます。どのような経緯でスタートしたのでしょうか。
最初は、「おひとりさま。」を偶然ご覧になっていただいたマキヒロチ先生からご連絡をいただきました。実はお恥ずかしいことに、私はもともと漫画をあまり読まない生活をしていたのですが、当時の同僚からのすすめで『いつかティファニーで朝食を』を読ませていただいて。そこから、もしマキヒロチ先生に描いてもらえたら、すごくいい作品になると妄想していました。その直後に、まさかオファーをいただけるなんて...。夢のようで、実現したことがとても嬉しいです。
ひとり時間の過ごし方や、ひとりでホテルに泊まるのはどういうことか、といった私が伝えたいことを、そこまで興味がない人にも巻き込んで届けるには、作品の力が必要だとずっと思っていたので、漫画を通してもっともっと広げることができたらいいなと考えました。
ひとりでダラダラする過ごし方に読者から反響
ーー漫画で描かれるホテルはどう選んでいるのですか?
ホテル選びはマキヒロチ先生がされています。まず物語があって、そこからマキ先生がホテルを探すのですが、わりと私が好きなホテルが多かったりします。マキヒロチ先生はすごくホテルが好きで情報収集されていて、私が泊まったことのないホテルも出てきます。
そのおかげで、私の趣味に偏らず、改めてホテルって幅があって、それぞれのよさがあっておもしろいと気づいたりします。日本はホテルのバリエーションが豊富で、それこそホテル天国。ひとりホテルするのに、自分の好みで探せば、選択肢はとてもたくさんあります。
ーー取材で泊まるときに意識することはありますか?
いつもの滞在パターンと変えていませんひとりで滞在することをテーマにしているので、そこの過ごし方は大事にしています。私の場合、誰かと行くのと、ひとりで行くのでは、過ごし方がまったく変わるので。
例えば、ひとりなら、ゆっくり本を読みながら景色を眺めて、部屋でゆっくりしたいとか。なので、ひとりで泊まって、こういうふうに楽しんだというリアルな過ごし方とか、こういう体験ができるということを伝えて、読者の方がそれぞれ「自分だったらこう過ごすかな」って考えていただけるといいなと思っています。
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