“頑張ること”は確かに尊いものです。でも、それが度を越せば、心身をすり減らしてしまう。努力には時間も労力も必要で、その代償を引き受けるのは自分自身です。だからこそ、自分の限界を知ること、無理をしすぎないことも大切にしていきたい。もし今、何かひとつの道で行き詰まっているなら、先にその道を進んでいる人に現実を聞いてみてください。きっと、知恵や力を貸してくれるはずです。
僕は今も、決して順風満帆とは言えない人生の中で、“積み重ねる力”と“手放す勇気”を意識しながら挑戦を続けています。今回の取材を通して改めて思ったのは、『浪人は失敗ではなかった』ということ。どれだけ遠回りしても、どんなに挫折しても、そこにしか育たない“自分だけの哲学”が生まれるのだと、しみじみと実感しています」
浪人時代の教訓が活かされている
松井さんの音楽活動や仕事の原点となった「積み重ねる力」と「手放す勇気」。現在も株式会社を起業して、2年かけて培った特殊なレーザーマシンやプリンターの技術を活かして作ったグッズを展開しつつ、未発表の楽曲の発信や新曲制作にも取り組んでいる彼の姿勢は間違いなく、浪人時代に培った「地道な積み重ねを継続する力」によって形作られたものだと感じました。

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