《北斎が描いた蔦屋》暴力的なまでの画力を誇る“画狂”葛飾北斎と蔦屋重三郎の通説を覆す関係とは

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北斎の代表作の1つに人物や動物・植物・建物・風景などを描いた『北斎漫画』(1814〜1878)がありますが『東遊』の耕書堂の場面に書き込まれた人物の顔の表情などを見ていると、それにも通じるものがあるように筆者には感じられます。

北斎漫画 12編
北斎漫画 12編(画像:国立国会図書館デジタルコレクション)
北斎漫画 15編(画像:国立国会図書館デジタルコレクション)

大河ドラマ「べらぼう」“画狂”登場に期待

北斎は「画狂」とも評され、特異な性格で知られますが、その北斎を「べらぼう」では誰が演じるのか、重三郎との絡みはどのように描かれるのか、とても楽しみです。

【12枚の画像を見る】芸者のパレードに蔦屋重三郎の「耕書堂」…漫画もたくさん描いた葛飾北斎の圧倒的な画力

(主要参考文献一覧)
・日野原健司「葛飾北斎が蔦屋重三郎のお店を紹介します」(『太田記念美術館note』2023・5・13)
・「AROUND HOKUSAI18 友人・庇護者・影響を与えた人々・その3ー江戸随一のプロデューサー、蔦屋重三郎」(『美術展ナビ』2024・3・30)

濱田 浩一郎 歴史学者、作家、評論家

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はまだ こういちろう / Koichiro Hamada

1983年大阪生まれ、兵庫県相生市出身。2006年皇學館大学文学部卒業、2011年皇學館大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。専門は日本中世史。兵庫県立大学内播磨学研究所研究員、姫路日ノ本短期大学講師、姫路獨協大学講師を歴任。武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェロー。『播磨赤松一族』(KADOKAWA)、『あの名将たちの狂気の謎』(KADOKAWA)、『北条義時』(星海社)、『家康クライシスー天下人の危機回避術ー』(ワニブックス)など著書多数
X: https://twitter.com/hamadakoichiro

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