先進的デザイナーのツールが激変している

「クリエイティブ=Mac」は過去のもの

基調講演に立つアドビシステムズのシャンタヌ・ナラヤンCEO。デジタル体験によって世界を変えていくとのメッセージを伝え、その方法論としてクラウド、コミュニティ、モバイルなどのキーワードを挙げた

アドビシステムズは例年10月初旬にクリエイティブの祭典、「Adobe Max」を開催している。今年は、このイベントをロサンゼルスで10月3~7日に開催した。

今年のイベントでは、クリエイティブソフトウエア製品群「Creative Cloud」の新機能を披露し、また新たなクラウドの機能やサービスの発表も行われた。世界中からクリエイターやデザイナーが約6000人集まり、お互いに刺激を与え合う、コミュニティを強く意識したイベントだったと、振り返ることができる。

すでに月、年間契約での利用を可能にしているアドビ

アドビはすでに、主力ソフトウエアのサブスクリプション(利用料)モデルへの移行を済ませている。Creative Cloudは、月額料金もしくは年間契約で、アドビの一部もしくはすべてのソフトウエアの最新版を利用できるようになる。つまり、購読しているユーザーがより頻度高く、また深くソフトウエアを使い込み、よい作品を作ることが、Creative Cloudのユーザーを伸ばすことにもなるわけだ。

基調講演以外の時間は、各ソフトウエアやサービスを深く活用するためのハンズオンが開かれ、最新機能やテクニックを学ぶ参加者の真剣な姿が印象的だった。加えて、アドビは、買収したデザインポートフォリオ作成サービスBehanceに公開された作品を積極的に紹介したり、Adobe Stockでの作品の販売などにも取り組んでいる。

その中で特に印象に残ったのは、モバイルシフトだ。従来、クリエイティブは、「そうはいってもデスクトップ」という領域だったが、モバイルにプロフェッショナル向けのサービスをそろえ始めているのだ。

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