「ちゃんとやっても筋肉痛ゼロ」の筋トレのコツ3つ 成果を出すには"痛み"はむしろマイナス、無理せず理想のカラダになろう

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筋トレの場合であれば、始める前に負荷をかけず(あるいは2~3割の負荷で)10回程度、これから行う動作に近い動きをしておきます。

スクワットなら、手を膝に置いた状態で屈伸したり、手をいすの背もたれなどに置いて屈伸したりしておくのです。ランニングなら、<ウォーキング→早歩き→低速でのランニング>を事前に行っておきましょう。

筋肉痛予防ポイント③:筋トレ前に同じ動作を軽く何回かやるべし!

筋肉痛が起きたときの対処法

最後に、筋肉痛が起こった場合の対処法について、触れておきたいと思います。

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昭和の時代には「筋肉痛があるときは、むしろ体を動かせ」といわれましたが、これに根拠はありません。むしろ炎症の治まりを遅らせることになるので、マイナスです。

湿布や塗り薬などの消炎鎮痛薬は、成分が炎症のある場所に届いているかわかりません。多少の効果はあると思いますが、基本的には無理をせず時間の経過を待つしかありません。歩行や立ち作業などの日常生活動作は問題ありませんが、階段昇降、特に下りは避けたほうがいいでしょう。

通常の筋肉痛は2~3日で治まるので、その頃にトレーニングを再開するのがいいでしょう。運動のタイミングとしてもちょうどよい頻度です。

坂詰 真二 スポーツ&サイエンス代表、フィジカルトレーナー

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さかづめ しんじ / Shinji Sakazume

フィジカルトレーナー、NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト。横浜市立大学文理学部卒。株式会社ピープル(現コナミスポーツ)にてディレクター、教育担当を歴任後、株式会社スポーツプログラムスで各種アスリートのコンディショニング指導を担当する。1996年に独立後、パーソナル指導、トレーナーの育成とともに、書籍、雑誌、TVなど各メディアで健康情報の提供を行う。22万部超えの「世界一やせるスクワット」(日本文芸社)ほか著書多数。2月末に『眠れなくなるほど面白い 図解 筋肉の話』(日本文芸社)を上梓。公式youtubeチャンネルはhttps://www.youtube.com/@shin.training-channel

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