医師が考案、歩くよりも体にいい「すごい足踏み」 「歩くのがしんどい」という悩みが増加している

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「歩くこと」よりも、健康面で非常に効率のいい運動について解説します(写真:8x10/PIXTA)
寒さが増してくると外を出歩く回数が減り、運動不足気味になりがちです。そんな季節にぴったりの体操を開発したのが、足の専門医として4万足の足を治療してきた菊池守医師。イスに座ったまま簡単にできて、ウォーキングの代わりになるだけでなく、ウォーキングでは刺激できない筋肉も鍛えられるというすごい体操とは、いったいどんなものなのでしょうか。
※本稿は、菊池守医師の著書『1日3000歩 歩きたいのに歩けない人のための すごい足踏み』から、一部を抜粋・再編集してお届けします。

加齢により「歩くのがしんどい」という悩みが増加

「歩く」ことが健康の近道であることは、ご存じの方も多いと思います。

しかし、寒さが本格化する季節になると外を出歩くのがおっくうになるもの。また、寒い季節は関節の痛みが増し、歩くのがしんどい、階段の上り下りがつらいという人も増えます。

また、年齢とともに、足に痛みが出たり、疲れやすくなって、あまり歩かなくなった方も多いのではないでしょうか。

「今より若くて元気なころはもっとスタスタ歩けていた。近所の散歩も苦じゃなかったし休みの日はハイキングに出かけたこともある。それが、最近じゃ買い物に行くのもおっくうになった」

年齢を重ねるにつれて、こんな悩みが増えていくものです。

「歩く」ことは、あなたが思っている以上に健康に影響を与えています。歩くことで得られる健康効果の最大のカギは、筋肉と血流です。全身の筋肉の6〜7割が下半身に集まっています。しかも、それら下半身の筋肉には、サイズが大きいという特徴があります。

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