医師が考案、歩くよりも体にいい「すごい足踏み」 「歩くのがしんどい」という悩みが増加している
歩くことは、そうした下半身の筋肉を刺激・活性化・トレーニングし、全身の血流を改善することになります。だからこそ、健康の維持・増進効果が全身に波及していくのです。
血流がよくなるということは血液循環や代謝機能がよくなるということです。血液循環や代謝機能についてもう少しご説明しましょう。
まず、ある程度歩くと、誰にでも「体が温まる」「息が上がる」「軽く汗をかく」という変化が現れます。
これらはまさしく、歩いて下半身の大きな筋肉を積極的に動かしたことによって、全身の血液循環や代謝機能がよくなった証拠です。その一方、上半身にある小さい筋肉をいくら積極的に動かしても、体が温まったり、息が上がったりすることはほとんどありません。
小さい筋肉を刺激・活性化・トレーニングしても、健康の維持・増進効果は全身に波及しにくいのです。ですから、歩くことは、健康面で非常に効率のいい運動と言えるわけです。
ただ、これほど効率のいい運動なのに、現代の中高年以上の方々では、「あまり歩いていない(歩数が少ない)」「歩くことが難しい(歩くこと自体が困難)」というケースが意外に多いという状況があります。
その背景には、「ひざ痛や腰痛があって歩けない」「現時点で筋力がないので歩くのがしんどい」という身体的な問題や、「わざわざ外を歩くなんて面倒」という心理的な問題などがあるはずです。
歩くよりも健康にいい「すごい足踏み」
仕事に追われている人なら、歩く時間を確保しづらいという時間的な問題もあるかもしれません。そうした事情はよくわかります。しかし、健康の維持・増進にすぐれた歩行をしないままでいることほど、もったいないことはありません。
そこで考案したのが、「すごい足踏み」です。足踏みといっても、単純な「普通の足踏み」ではありません。詳しいやり方は後ほどでご紹介しますが、イスに座ったまま、足をさまざまに動かしステップを踏む運動です。これなら、寒い時期に外を出歩かなくても、室内でできます。
そして、「すごい足踏み」には、唯一無二の特徴があります。
「イスに座って行えて、歩くときと同じ下半身の大きな筋肉を刺激・活性化・トレーニングできる」
つまり、実際に歩かなくても、歩いたときと同様の健康の維持・増進効果が得られるという運動なのです。
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