「ちゃんとやっても筋肉痛ゼロ」の筋トレのコツ3つ 成果を出すには"痛み"はむしろマイナス、無理せず理想のカラダになろう

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トレーニングに伴う痛みの典型は、運動後におとずれる「筋肉痛」、専門的な言葉でいうと「遅発性筋肉痛」です。何日も筋肉に痛みが残り、階段の上り下りなどの日常生活でも不便を感じるので、次のトレーニングのモチベーションを下げる要因になりかねません。

しかし、この遅発性筋肉痛は必ずしも筋力アップに必要なものではなく、また、できるだけ発生しないようにコントロールすることが可能なものです。

なぜ筋肉痛が起こるのか?

では、遅発性筋肉痛の対策をお伝えする前に、なぜ筋肉痛が起こるか簡単にお伝えしたいと思います。

筋肉は筋線維という髪の毛1本分ほどの細長い細胞の集合体です。この筋線維が重力に逆らって縮むことで関節を軸に骨が動き、筋肉が緩むことで骨が重力に引っ張られて元の位置に戻ります。これが人間の運動の基本的なしくみです。

筋肉が縮みながら力を発揮する収縮を「短縮性収縮=コンセントリックな収縮」、筋肉が重力に引き伸ばされながら力を発揮する収縮を「伸張性収縮=エキセントリックな収縮」といいます(イラスト参照 ※外部配信先では閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)。

階段を上るときや、バーベルを持ち上げるときの収縮がコンセントリック、階段を下りるときや、バーベルを下ろしていくときの収縮がエキセントリックです。

コンセントリックな収縮とエキセントリックな収縮(イラスト:『眠れなくなるほど面白い 図解 筋肉の話』〈坂詰真二著・日本文芸社〉より)
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