「ちゃんとやっても筋肉痛ゼロ」の筋トレのコツ3つ 成果を出すには"痛み"はむしろマイナス、無理せず理想のカラダになろう

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ジムに通えるなら、ステップマシンという階段上りを模した有酸素運動マシンでもよいでしょう。階段を上る動作で筋肉痛が起きにくいのは、先にお話しした通りです。ランニングマシンの角度を上げて坂道ウォーキングを行うのも同様です。

水泳や水中歩行も、水を押して体を推し進める運動なので、コンセントリックな収縮のみで筋肉痛はほとんど起きません。

ここで、「筋肉痛がないと筋肉が発達しないのでは?」という疑問にお答えしたいと思います。

答えはNO。

筋肉痛がなくても筋肉は発達します。それは競輪選手の太ももや水泳選手の上半身を見れば明らかです。

筋肉痛予防ポイント②:有酸素運動はマラソンやジョギングではなく、自転車や水中運動を選ぶべし!

スポーツ選手でも筋肉痛になる?

どんなに筋力がある人、運動を行っている人でも、慣れない動作を行うと遅発性筋肉痛が起こりやすくなります。

例えば、屈強な下半身を持つサッカー選手がバレーボールを行うと、それが普段より強度を落としたり短い時間であったりしても、翌日以降に遅発性筋肉痛に見舞われることになります。

これは慣れない動きに脳がついてこれないためです。

慣れた動きの場合、どのタイミングでどの筋肉にエキセントリックな収縮をさせるかがわかっていますが、慣れない動きだと、脳の指令が遅れてしまい、筋肉が急激にエキセントリックな収縮をすることになるので、筋線維の損傷が起こりやすいのです。

こうした筋肉痛を予防するには、事前のウォーミングアップで類似する動作を行っておくことが有効です。

動作のウォーミングアップを行って、脳と筋肉のつながりをスムーズにしておくのです。これを専門的には「アクティベーション(もしくはアクティベーションドリル)」といいます。

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