実は「日本発祥スイーツ」ミルクレープが人気上昇中、"生みの親"が語る専門店誕生の舞台裏。ミルクレープ発想の原点はラザニア

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ミルクレープ専門店カサネオ
ミルクレープ専門店「カサネオ」が4月、ルミネ荻窪に開いた期間限定ショップ(写真:尾形文繁撮影)

ここ数年、クレープの人気が再燃し、クレープの専門店には行列ができている。その中で最近、存在感を増しているのが、日本生まれの「ミルクレープ」だ。挟むクリームのバリエーションを増やす、フルーツやジャムなどを重ねた映える商品を出す店がここ2~3年、次々に登場している。

また、ミルクレープを全国区に広めたドトールコーヒーショップでは2024年9月、クリームを強調する商品にリニューアル。すると10月の売り上げは前年同時期と比べ約1.2倍に上昇し、2月に期間限定で販売する桜のミルクレープも、今年は前年比121.4%も売れている。

【合わせて読む】「圧倒的な差を」、味も見た目も段違い、"進化系"ミルクレープの正体。「クリームが主役」でブランドリニューアル、目指すは世界進出

ミルクレープ専門店をリニューアル

「アンリ・シャルパンティエ」で知られる株式会社シュゼット(本社・兵庫県西宮市)は、2018年1月に阪急うめだ本店で開業したミルクレープ専門の「casaneo(カサネオ)」を今年4月9日にリニューアル。

同社で商品開発にあたる植田ゆき菜氏は「最初の1週間で、予想以上に売れている」と話す。シュゼットが「カサネオ」の元となるミルクレープを扱い始めた初年度の2017年度に比べ、2024年度の売り上げは約3・5倍に拡大した。

【写真】実は日本発祥のスイーツ。重なる層が美しい、生みの親が作るミルクレープなど(9枚)
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